注意事項
今回はpsy2goの動画から6 Signs You’re Depressed, Not Lazyを参考にうつのサインについて話していきましょう。
初めに、動画内でも話されている注意点ですが、この動画の情報を使って自分自身や周りの人を診断するのはやめましょう。
そして、うつの6つのサインに当てはまるのではないか、
またうつに現在苦しんでいる方は、専門家の受診をためらわないでください。
では、早速始めていきましょう。
はじめに
あなたは一日中、何もしないでベットで寝転んでいたいと思ったことはありますか?
責任感から解放されて、何も気にせず、ただただダラダラと過ごしたい。
誰しも調子の出ない日はあるものです。
怠惰で、退屈で、やる気が出ない、、、
そんな風に思うのは、特別おかしいことではありません。
オーバーワークによって疲弊し、慢性的なストレスに晒されれば、
精神衛生上、マイナスな影響は避けられないからです。
休息を取らずに熱心に仕事に取り組み続ければ、燃え尽き症候群になってしまうかもしれません。
しかし、現代の私たちは富と成功に執着した競争社会に生きているために、
生産性の低い、だらっとした時間を過ごしてしまうことに、
罪悪感を感じてしまうのです。
燃え尽き症候群よりも深刻な状況に知らず知らずのうちに陥らないように、
以下の6つのうつのサインを覚えておきましょう。
また、現在、気分が落ち込み不安な方も一緒にチェックしていきましょう。
1、気分転換ができない
まず1つ目のうつのサインは気分転換ができないことです。
大抵の場合、怠けれしまう、怠惰になってしまうのはストレスを抱えすぎてしまった時か、
長すぎる期間、何かを頑張りすぎてしまった後に起こるものですが、
このような場合には、気分転換をする以下のようなコツがあります。
- To do listを作る
- モチベーション動画を見る
- 目標を立てる
などです。
しかし、うつの状態ではそのような選択肢はありません。
誰にどんな言葉をかけられても気分を変えることができないのです。
それだけ、うつ病は深刻な精神疾患であり、専門家のサポートが必要になります。
また、うつはしばしば再発するため、長期間にわたるセラピーが必要になることもあるでしょう。
2、自分で自分を元気付けることができない
自分でも説明できない孤独感、絶望、悲しさを感じますか?
疲れ果てた状態が慢性化し、なんの気力も出ない日々が続いていませんか?
うつになると憂鬱で失望感に囚われ、何をしても良い気分になれません。
何時間寝ても、美味しいご飯を食べても、セルフケアをしたり、友達とお話しをしてもです。
うつで苦しんでいる間は、大好きだった趣味や大好きだったあの人も、
あなたを喜ばせたり楽しませたりすることはできなくなってしまうのです。
3、全てのことに対して興味がなくなる
米国心理学会によれば「活動において著しく興味と喜びが減少した状態」は、
うつ期の特徴のひとつとされています。
つまり、怠惰な感情がもし仕事や学校、私生活において支障をきたし始めているなら、
それは確実に精神衛生上、何らかの問題が起こっていると言っていいでしょう。
うつになると、周りのものに対して興味がなくなるだけでなく、
周囲の人も自分から遠ざけようとします。
周囲の事柄を気にかける気力すらもなくなってしまうため、
家の中で1日のほとんどを何もしないで過ごすようになるのです。
4、以前のように生活ができない
うつになると、著しく興味と喜びが減少するばかりか、
以前のように日常生活を送ることすらままならなくなってしまいます。
うつ患者を診断する際、心理学者は『4つのD』に異常がないかを確認します。
4つのDとは、以下になります。
- 逸脱(deviance)
- 苦痛(distress)
- 危険(danger)
- 機能障害(dysfunction)
このうち、機能障害(dysfunction)におちいると、日々のタスクが以前のようにこなせず、
終わりのないハードルを置かれているように感じます。
5、怠惰な感情に原因がない
怠惰な気持ちが続くと、それは怠慢として姿を表すようになります。
物事をついつい延期してしまったり、間に合わせなければいけないものが締め切りに間に合わなかったりします。
怠惰な気持ちになる原因は、
- 自尊心の欠如
- 周囲の自分に対する否定的な認識
- 自律、興味の欠如
と、諸説ありますが、一方でうつの原因は現代の科学でも解明できていません。
ただひとつ確かなことは、うつになった理由が何か一つに絞られることはないということです。
もし、突然落ち込み、やる気が起きなくなってしまった人がいたら、
うつを疑った方がいいかもしれません。
6、意図的に怠惰にしているわけではない
最後に、これは最も重要なことですが、うつと怠惰の違いは、
怠惰が直せるのに対し、うつは治せないということです。
単に疲労が溜まっていたり、やる気が起きないようであれば、
以下のようにできることがあります。
- 休息をとる
- ブレインストーミング
- インスピレーションを探してみる
- 何か新しいことに挑戦してみる
しかし、うつの場合、そう簡単にはいきません。
うつは何かをして抜け出せるものではなく、また自分の意思でなったりもできません。
病気と同じようにうつになりたくてなっている人は1人もいないのです。
それどころか、うつになると、非常に大きな罪悪感、羞恥心、無力感に苛まれると報告されています。
まとめ
本記事で紹介した、うつのサインに共感できる点はあったでしょうか?
もしあなた自身やあなたの周囲の方が深刻なうつの症状に悩まされているのなら、
ためらわずにメンタルヘルスケアの専門家の受診をしましょう。
今回参考の動画はこちら☜