はじめに

語学留学と一口に言っても、留学生の目的は、英語学習から、海外入学を目指すものまで様々です。

ですが、せっかく語学留学を海外でするのなら、その経験をしっかりと人生の糧にしたいもの。

今回は、語学留学中に是非してほしいことを４つ挙げたので、紹介していきます。

帰ってからの学習計画を立てる

残念ながら、1年程度の留学で英語をマスターすることは現実的ではありません。

そのため日本に帰ってからの学習計画を立てることが、

今後、英語を流暢に話せるようになるために不可欠になってきます。

語学留学をした際は、ネイティブの先生と実際に話をして情報収集をしましょう。

語学学校の先生は、これまで留学生を幾人も見てきています。

資格の情報、英語学習、そしてメンタル的な部分に関しても豊富な知識を持っているはずです。

英語学習のプロフェッショナルに話を聞かない手はありません。

そして、具体的な目標がある人もない人も、自分は英語を使って何がしたいのか？

何を目指して英語を勉強しているのか再確認しましょう。

語学留学は、帰国後も継続します。

帰国後、日本でいかに英語学習に適した環境を作れるかが大切になってきます。

世界中に友達を作る

日本では、なかなか外国人と接する機会はありません。

そして、そのためか、私たちは知らず知らずのうちに日本人と外国人といった区別をしてしまいがちです。

しかし、語学学校には世界中から英語学習者が集まります。

実際に面と向かってコミュニケーションをとることで、

外国人、イギリス人、アメリカ人と、目の前の人を一括りできるものでもない、

ということがわかってくるはずです。

一人一人にそれぞれの個性と特徴があり、一人一人がこれまでの日本人の友達と同じように、1人の人間なのです。

これは、頭でわかっていても、実際に理解することは難しいものです。

世界から人々が集まる語学学校で、日本ではなかなかできない経験をしっかり積みましょう。

（※しかし、あなたが接している方々は、語学留学にくることができる比較的、

裕福で教養のある若者ということは憂慮する必要があります。）

また、友達とInstagramなどの連絡先を交換しておくと、ストーリーを見たり実際に話したりすることで、

今、世界で何が起きているのか、どんなふうに現地の人は考えているのか、伺い知ることができます。

色んな都市を観てまわる

EU圏に語学留学をした方は、数カ国を周る旅行も比較的、容易になるはずです。

もちろん費用はかかりますが、日本からヨーロッパ諸国への往復の手間と費用を考えれば、

語学留学で長期に滞在している期間や、留学期間終了後は、

多くの都市を一度に訪れるチャンスと言えます。

そして、旅行を単純に楽しむのではなく、同時に

それぞれの都市や文化に、どんな違いや共通点があるのか注意してみてみましょう。

疑問が浮かんだらノートに書き記しておいてもよいでしょう。

日本との違いや共通点はなんでしょうか？

１つ筆者が気がついたことを例に挙げるなら、多くの観光都市に「河」があること。

ロンドンとオックスフォードにはテームズ川、ケンブリッジにはケム川,

パリにはセーヌ川があります。

日本にも、京都には鴨川、大阪には淀川などが流れていますね。

世界史を勉強した人ならお気づきかもしれませんが、これはかつて主要な運搬手段が水運だったため。

さらに、地図を見れば、京都のように碁の盤になっているところもあれば、

中心から渦巻き状に広がっている都市もあります。面白いとは思いませんか？

例に挙げたのは地形だけでしたが、サービスの違い、予約の仕方、

食べ物や観光客の層、ファッションや建物の違いなど、

色んな都市をまわって、その目で気づくことがあるはずです。

そして、この経験があれば、今後、視野を世界に広げて物事を学べるようになります。

英語で何かを勉強してみる

英語の勉強に集中するのも良いですが、英語の可能性にも気づきましょう。

何かのクラスに実際に参加してみる。オンラインコースを受講してみる。

日本のメディアでは知り得なかった情報や知識がごろごろと転がっているはずです。

もちろん、日本語の語彙数は世界の言語の中でも有数ですし、

日本の傑作小説は日本語でしか味わえない深みがあります。

しかし、世界の共通言語である英語には世界の最新情報と専門知識が一挙に集まります。

最新の専門的な幅広い知識に触れることで、

英語を学習することのメリットがより明確になることでしょう。

特におすすめなのは、フィットネスやIT関連。

これらの分野では、英語でより専門的な内容が簡単に、そして格安で学べるでしょう。

筆者は、オックスフォードに語学留学中、ボクシングジムに通っていましたが、

綺麗で広い施設と、元チャンピオンの指導が月25ポンドの価格で受けられることに衝撃を受けました。

まとめ

今回は語学留学の経験値をブーストさせるというテーマで、語学留学中にすべきことをみてきました。

語学留学は、英語学習を主な目的としているものの、

英語学習は語学留学期間では、完了するものではありません。

それぞれが語学留学で何を経験したか、何を経験しようとしたかで、その価値は変わってきます。

主体的な行動が必要になるのです。