今回、お目当ての映画はバズ・ライトイヤー。
映画館は、アメリカの大手チェーン”Cinemark”です。
バス・ライトイヤーの感想
非常に見やすく、シンプルな内容の映画でした。
そのため、先の展開が予想しやすく裏切りはないので、
驚きを求める方には物足りないと感じる部分もあるかもしれません。
しかし、そのために映画のテーマも非常に伝わりやすく、
ファミリー向けとしては良い作品なのではないでしょうか。
バズ・ライトイヤーのテーマ
自分が招いたミスから見知らぬ惑星に住み始めることになってしまった乗客のために、
スペースレンジャーとしての責務を全うしたいと考えるバズ・ライトイヤーですが、
その思いは本当にみんなのためを思っての決断なのか?
自分の誇りを取り戻すための選択ではないのか?
みんなの本当の幸せのために本当に正しい判断とはなんなのかに気づいていくという映画になっています。
原題はLightyear
邦題は「バズ・ライトイヤー」ですが、英語のタイトルは”Lightyear”。
バズ・ライトイヤーの名字がタイトルとなっています。
バズ・ライトイヤーのスペースレンジャーの制服の胸には”Lightyear”のステッカーが貼ってあります。
Lightyearという英語タイトルでは、スペースレンジャーの責務と誇り、
そして自分はどうあるべきかについてのバズ・ライトイヤーの揺れる想いにより焦点が当たるように感じます。
もちろん、light-yearは『光年』という意味もあるので、
光の速さで進むとどんなことになるのかといった内容も話の主軸に含まれています。
また、一部の国で問題となった同性愛者のキスシーンでしたが、
今回訪れた映画館ではカットされていました。
字幕なしでも楽しめた
筆者のアメリカ生活も1年がたち、字幕なしでも映画の内容がほとんど理解できるようになりました。
前回のソニック2の時から、字幕なしでもいけるな、という感じはしていましたが、
バズ・ライトイヤーがファミリー向け映画ということもあり、
輪をかけて英語が聞き取りやすく感じました。
英語に自信のある方は、一度、字幕なしで映画やドラマを観てみてはいかがでしょうか?
「まだまだ私は、そんなレベルじゃない」と思っていても、
知らず知らずのうちに、かなり聞き取れるレベルに成長している可能性もありますよ。
アメリカの映画館
さて、アメリカの映画館と日本の映画館ですが、とても大きな違いがあります。
特に以下の3点では、かなりの違いがあると言っていいでしょう。
- 価格
- 座席
- エンドロール
では、順に説明していきたいと思います。
価格
まず、チケットの価格ですが、今回観たバズ・ライトイヤーはチケット1枚7ドルでした。
2022年6月現在1ドルが130円ほどと円安になっているため、円換算をすると950円ほどになりますが、
それでも、日本の1800円前後のチケット代と比べれば、半額ほどになります。
これは、かなり大きな違いです。
また、映画館によってはサブスクのプランも提供していて、
よりお得な特典を得ることも可能になっています。
プランが豊富なのも魅力ですね。
座席
コロナ禍の影響もあってか、現在の映画館のトレンドは、
「座席を大きく、席数は少なめに」という傾向にあります。
アメリカでは50インチほどのTVも、ブランドによっては手頃な値段で購入でき
ホームシアターが作りやすい環境が整っています。
さらに、NETFLIXなどのサブスクリプションサービスの台頭や、コロナの影響も相まって
映画館が、ホームシアターとの違いを作り出しにくい状況にありました。
ホームシアターなら、お手洗いに行く時も一時停止できますし、何をしても自由ですからね。
そこで、映画館は大きく心地の良い座席を提供し、そのかわりに座席数は少なくすることで、
顧客に広々と快適な空間を提供することにしました。
快適に過ごすことができれば、大きなスクリーンや高品質の音響設備はアドバンテージになりますね。
エンドロール
そして、最後ですが、アメリカの観客はエンドロールが始まった瞬間に席を立ちます。
それはもう、一瞬で帰ります。
飛行機が着陸した時の全員が荷物を取り始める状況が、このエンドロールの感覚と一番似ていると思います。
日本では、映画の余韻を楽しむといった感覚や、
エンドロールまでが作品と言った意見もあるとは思いますが、
アメリカではこの点で大きく異なります。
最後に
アメリカの映画館で観たバズ・ライトイヤーでしたが、大いに楽しめました。
みなさんも、アメリカに滞在する際は
大きなスクリーンと、快適な座席で、最新の映画を楽しんでみては?