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本場イギリス人が教えるの本当の紅茶の楽しみ方

06/22/2022 | BLOG

イギリスでは紅茶の飲み方が違うの?

紅茶といえばイギリス。

しかし、イギリス人と私たちで紅茶の楽しみ方に大きな違いなどあるのでしょうか?

今日はケイト(Kate Arnell)の動画を元に、本場イギリスの紅茶の飲み方を学んでいきましょう。

アメリカでは85%の紅茶がアイスティーとして飲まれています。

しかし、天気がどんよりと曇りがちなイギリスでは、暖かくて味の濃いホットティーが好まれるそう。

完璧な紅茶を淹れるために

こと紅茶の淹れ方において、イギリス人はことさら真剣になるようです。

『動物農場』、『1984年』で有名なイギリス人作家ジョージ・オーウェルは、

『完璧な紅茶の淹れ方』と題してエッセイを書くほどでした。

1お湯の温度

最近の研究では、完璧な紅茶を淹れるためには、沸騰してすぐのお湯(100℃)を使うのがよいとされています。

ブラックティーの場合、製造過程で完全発酵及び乾燥が行われているため、

紅茶の美味しさであるタンニンを抽出するのに沸騰直後のお湯が適しているというわけです。

これは茶葉の種類によっても変わり、例えばジャスミンティーは80℃前後が良いとされています。

イギリスでは、お湯を沸かすために大抵の場合、電気ケトルを使うようですよ。

2茶葉の抽出時間

イングリッシュブレックファースト、アールグレイなどのブラックティーを使用する場合、

2分から5分ほどお湯に浸すのがよいでしょう。

時間は、味の好みによりますが、ミルクや砂糖を加える方は

茶葉を長めにつけた方が紅茶の風味が損なわれずに楽しめます。

3ミルクを入れるタイミング

tea.co.ukによれば、イギリス人の98%は紅茶にミルクを入れるそう。

しかし、このミルクにはイギリス人を長らく悩ませてきたひとつの問題がありました。

それは、「ミルクを紅茶より先に入れるか、後に入れるか」という問いです。

この論争に終止符を打ったのはUniversity College of Londonの学者たち。

その結論は以下です。

まず、ティーカップの中で作られた紅茶の場合、ミルクは後から注ぎましょう。

これは、ミルクを後から注ぐことで、茶葉の抽出が妨げられるのを防ぐことができるからです。

しかし、紅茶がすでに、ポットの中で作られている場合、ミルクは先に注ぎましょう。

これは、熱いお茶に注がれたときにミルクが不均一に加熱されることに起因しています。 

ミルクが不均一に加熱されると、タンパク質が変性し、ミルクの風味を失うだけでなく、

カップの水面で固まってしまう可能性があります。

ポットでお茶を淹れ、それを冷たいミルクに加えると、

これを防ぐことができるというわけです。

イギリスでよく飲まれる茶葉

これで完璧な紅茶の作り方は一通り学べましたが、本場イギリス人はどんな茶葉を使うのでしょうか?

答えは、『イングリッシュブレックファースト』です。

このイングリッシュブレックファーストは、

ブラックティーのブレンドで最もイギリスで飲まれている紅茶の味になります。

最近ではグリーンティーやハーブティーなどもぐんぐん人気を得てきて、

味も多様化しているようです。

ケイトも気分によってアールグレイを嗜むこともあるんだとか。

また、家庭で紅茶を飲む際は、ティーバックをよく使うそうですが、

ホテルやレストランでは茶葉から煎じた紅茶が振る舞われるそうです。

実際、イギリスの紅茶消費量のうち96%は、ティーバックだそうです。

イギリスブランドのイングリッシュブレックファースト、

アーマッドティーのリンクを置いておきます。しっかりとコクがありミルクティーにピッタリです。

ダンキング

イギリスでは、ビスケットを紅茶に浸して食べることをダンキング(Dunking)と言います。

ダンキングには甘さが控えめで、熱い紅茶に浸けても形が崩れないものが適しています。

最近の研究で、数あるビスケットの中でもダンキングに最も適したブランドは、

リッチティービスケット(RICH TEA BISCUIT)だと判明しました。

中でも、チョコレート味が最適だそうです。

ケイトのおすすめするダイジェスティブも置いておきますね。

リッチティービスケット

ダイジェスティブビスケット

紅茶のイギリス豆知識

ビルダーズティー

ビルダーズティーとは、昔のイギリスで建設現場で働く人たちが好んでいた紅茶の飲み方です。

紅茶の高級なイメージとは異なり、安いティーバックを使います。

そして、空腹を紛らわすために、味もかなり濃いめ。さらに、ミルクと砂糖も多めに加えます。

Social Issues Research Centre の調査によれば、労働者たちは、

紅茶を”both soothing and stimulating”(癒しであり、活力剤)と捉えていたようですね。

“A white without kind of chap”

「白なし野郎」とは、どういうことでしょうか??

実はこれ、紅茶に砂糖を入れない人を指すイギリス特有のフレーズだそう。

さらに、”cuppa → a cup of tea”、カッパと言ったり、

また、紅茶を注ぐ人をマザーと呼ぶなど(例:”Shall I be mother?”)

イギリスのBritish Englishには紅茶にまつわるフレーズが盛りだくさんです。

まとめ

本記事では、本場イギリスの紅茶の楽しみ方を見ていきました。

皆さんも、イングリッシュブレックファーストとダンキング用のビスケットを用意して、

イギリス風のアフタヌーンティーを楽しんではいかがでしょうか?

最後に、ケイトの言葉を紹介します。

「紅茶の淹れ方、好みはさまざまありますが、誰かに淹れてもらった紅茶ほど美味しいものはないですね」by ケイト

今回参考にした動画は→How to Make Tea the British Way – Anglophenia Ep 31

ケイト(Kate Arnell)のツイッターはこちら☜

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