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ロベルト・カルロスが教えるフリーキックの蹴り方

06/21/2022 | BLOG

はじめに

皆さんは最も衝撃的なフリーキックを1つあげるなら、どの選手のどのフリーキックを選ぶでしょうか?

おそらく、世界で最も多くの票が集まるのが、

ロベルト・カルロスが見せた35m離れた位置からのアウトカーブシュートでしょう。

その衝撃は大きく、物理学者が研究対象にしたほどでした。

それもそのはず、1997年、フランスとの国際親善試合でロベルトが左足で蹴ったボールは

壁はもちろん、ゴールポストからも大きく右にそれた後、

スライス回転によって異次元の軌道で曲がりゴールに吸い込まれたのです。

今日は、そんな歴史に残るフリーキックを決めた「悪魔の左足」ロベルトカルロスが、

どのようにフリーキックを蹴っていたか、2400万回再生された動画内で語られた

彼の言葉から学んでいきましょう。

シューズとボール

そんな並外れた軌道でボールが曲ったんなら、ボールかシューズに何か細工されていたんじゃないの?

と疑いたくなるのも無理はありません。

しかし、特別なシューズやボールは必要なく、

その代わり何ヶ月、いや何年ものフリーキック練習とちょっとしたコツが必要になります。

ボールのどの部分を蹴っているの?

まず、彼がボールのどの部分を蹴っていたか見ていきましょう。

スライス回転やカーブを回転を自在に使い分けるロベルトですが、

ボールの内側や外側ではなく、意外にもボールの真ん中を蹴っているようです。

つまり、ボールを擦り上げて回転をかけるのではなく、

ボールへの力の伝え方、蹴り足の入射角によって回転をかけているということになります。

また、ロベルト・カルロスはボールの一番硬い空気穴の部分を真ん中にセットしています。

この部分を蹴ることによって、蹴り足からボールに伝わるパワーのロスを最小限に抑えられるというわけです。

足のどの部分で蹴っているの?

次に、足のどの部分でボールを蹴っているのかですが、

ロベルトカルロスがボールに回転をかける際、

最も意識してコンタクトしているのは足の外側3つの指です。

足の外側ということでスライス回転の時のみ外側を使っているのかと思いきや、

驚くべきことに、この足の外側の部分をインカーブでも意識しているようです。

大抵のサッカー選手はインステップ(足の甲)やインフロント(足のやや内側)でボールを蹴るので、

これは特徴的といっていいでしょう。

助走の仕方は?

ロベルトカルロスの助走は特徴的で、

小さな2、3歩のステップから大きく加速しボールを蹴り込みます。

助走のラインは自分が描きたいシュートの放物線の延長線上になります。

フォロースルー

まず、ロベルトカルロスはフリーキックを蹴る際、

軸足を10cm〜15cmほど離れた位置に置きます。

この時、軸足のつま先は狙った狙ったゴールの方向に真っ直ぐ向いています。

そして、インパクト時には、しっかりとボールに力を伝えるため、押し出す感覚を大切にしましょう。

さらに、左利きの場合は右方向に、右利きの場合は左方向に、

蹴り足を振り抜きましょう。この意識がボールの回転につながります。

まずは、自分の思うようにボールを蹴ったり、曲げたりする練習から始めましょう。

もちろん、フリーキックにはボールの速さも必要なので、

力を込めてボールを蹴りがちなのですが、まずは技術、そして徐々に力を込めていくよう

動画上ではアドバイスがなされています。

ロベルト・カルロス式のフリーキックは長期間の練習を覚悟しなければなりませんね。

ロベルトカルロスからのアドバイス

試合の状況を考えること

風の強さやボール、壁の高さと、フリーキックには考えるべき要因がたくさんあります。

例えば、壁が2m近い高さであれば、シュートで壁の上を越すことは現実的ではありません。

例え壁の上を越すことが出来たとしても、より時間がかかり、キーパーに時間を与えてしまいます。

この場合、壁の横を巻くようにフリーキックを必要がありあmす。

また、風の強さが強く、風向きが横方向であれば、

いつもよりカーブを強くかけられることが予想できます。

その場合は、より壁から離れた位置、ゴール枠から離れた位置にボールを蹴って、曲げることにより、

キーパーが反応できないような軌道のフリーキックを決めることができます。

フリーキックの際は、状況をよく理解し、最善策を導き出す必要があります。

パワーよりも技術が大切である

時速144kmもの弾丸シュートを蹴っていたとされる「悪魔の左足」ロベルト・カルロス。

パワーとスピードのあるシュートで時代を築いた彼を持ってしても

「パワーよりも技術が大切である」としています。

まずは、狙った場所に蹴る技術、

ボールを足のさまざまな位置(内側や外側で)蹴る技術、

トップスピンをかける技術など、

テクニックを向上させることから始めて、徐々に力を込めていくようにしましょう。

練習あるのみ

フリーキックの習得は練習あるのみです。

ロベルト・カルロスは、

「毎練習後に、必ず30分から40分残ってフリーキックの練習をした」

と動画内で語っています。

まずは、10分でも15分でもピッチ上に長く立ち続け、

練習することから始めていましょう。

まとめ

どうでしたでしょうか?

画面越しでは、考えられないようなアスリートのスーパープレーも、

話を聞くと、日々の積み重ねと試行錯誤に成り立つものだということがわかります。

継続は力なりということですね。

今回参考にした元動画はこちら→Free Kick Shooting Tutorial w/ ROBERTO CARLOS

ロベルトカルロスのInstagramはこちら☜

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