Go to トラベルのキャンペーンが盛況だった2020年10月末、たっぺいはアビゲイルと同棲をスタートするために渡米します。
到着後及び帰国後それぞれ14日間、合計28日間の隔離生活が必要になるため、現実的に社会人が渡米することは不可能となっていた当時の状況。
実際はどのような様子だったのか見ていきましょう。
旅程
旅程は以下の通りです。空港に向かうまでの時間や、乗り換えの待ち時間も含めるとまるまる24時間になります。
イギリスへの9時間のフライトが可愛く思えてしまうほどです。
静岡駅ー品川駅
品川駅ー羽田国際線ターミナル
羽田空港ーアトランタ空港
アトランタ空港ーシャーロット空港
空港
無人の空港
羽田空港に到着しました。
国内線に向かう方はちらほらと見かけたものの、国際線に向かう人間はたっぺい1人。
時刻は正午をまわっていましたが、無人の光景が広がるばかりの異様な雰囲気に気分は早朝。時間感覚が狂います。
店が閉まっている
日本のお土産を買おうとしていましたが、9割の店舗がしまっていました。
頼まれていた、メロン味のキットカットは残念ながら購入できませんでした。
客のいない場所で店を開く必要もないため、当然ですね。
機内
1人につき3席
搭乗が完了し、機内に入ると、ここでも普段と違った光景が待っていました。
3列シートにつき乗客は1人。機内にいる方、全員がソーシャルディスタンスを保っています。
コロナ禍の渡米に置いて、3席を1人で使用して横になれることが唯一の利点でした。
マスク着用
乗り換え便を含め、合計17時間の旅程ですが、当然マスクは最初から最後まで外すことはありません。
常にキャビンアテンダントの方々が巡回しており、鼻マスクの乗客はすぐに注意されます。
長時間のマスク着用に慣れている花粉症持ちのたっぺいも流石にこれは大変でした。
普段マスクをつけない方が17時間マスクを着用、というのは想像するだけで気が滅入りますね。
極寒
コロナ対策で空気を循環しているのか、機内は極寒です。
出発時期は秋の初め頃だったため、乗客のほとんどは長袖一枚で搭乗していました。
コートを羽織っても震えは止まらず、何枚もブランケットを使わなければならない程です。
コロナ対策には有効かもしれませんが、シンプルに風邪になってしまうのではと心配になる寒さでした。
アトランタ空港で入国審査
厳しい質問
日本はGO TOキャンペーンでコロナへの警戒心が緩んでいた時期でしたが、世界ではワクチンが開発される直前。
無論、アメリカでもコロナは猛威を振るっていました。それゆえに当然、入国審査は厳しく行われます。
たっぺいの場合は渡航目的はもちろん、普段はスルーする滞在先住所、何日にどの便で帰国するのか、貯金額まで聞かれました。
おばさん審査官のあからさまに疑っている目線は心地いいものではありません。
別室送り
しっかりと全ての質問に答えたにも関わらず、別室に送られることに。
先客には日本人の方が2人座っていました。どうやらビジネス関係の渡航だったようです。
40分ほど待たされ、大柄な白人の職員の面接を受けました。
先程の入国審査よりより細かい情報を答えるのかと身構えていましたが
意外と簡単な質疑応答で、滞在先の住所と滞在目的を答え、入国をすることができました。
遅れる乗り換え便
ようやく到着したアトランタ空港ですが、この空港では予定通り飛行機が離陸することはほぼありません。(個人的な経験)
今回も例外ではなく、フライトは遅れ、数十分待つことになりました。
搭乗口が直前で変更になることも多いので、アトランタ空港を利用される方はお気をつけ下さい。
再会
ついに再開です。長い旅を終え、アビゲイルに会うことが出来ました。
その後、2人で隔離生活を過ごし、コロナの検査を受けましたが、完全にサポートをしてもらえる体制が整っていたからこそ可能だった渡米でした。
一刻も早く、世界中の方が安心して海外旅行できる状況になるといいですね。